アプリを最前面に固定して利用すると便利な場合があります。例えば、「バーコード マネージャー」で読み込んだバーコードデータを、他のアプリと共有(張り付けまたはキー送信)する一連の作業を連続して行いたい場合などです。
「バーコード マネージャー」を最前面に固定して利用すれば、共有先のアプリケーションを全画面に表示したまま、バーコードの読み取りと貼り付けの操作をシームレスに連続して行うことができます。
タブレットPC利用時などで、複数のアプリケーションをデスクトップに並べて表示することが困難な状況では、アプリケーションの切り替えの手間を省くことができるので、より効率的に作業を行うことができます。
共有先のアプリケーションを全画面で表示している状況で、「バーコード マネージャー」でバーコードの読み取りとデータのコピーを行ったあと、コピーしたデータを共有先のアプリケーションに張り付けようとする場合を考えます。
共有先アプリケーション(上の画像ではMicrosoft Excel)に張り付けを行うと、共有先アプリケーションがデスクトップの最前面に表示され、「バーコード マネージャー」アプリは共有先アプリケーションの後ろに隠れてしまいます。
バーコードの読み取りと貼り付け作業が1回だけの場合は問題になりませんが、連続して行う必要がある場合は、読み取り・データのコピーと貼り付けのたびに「バーコード マネージャー」アプリと共有先アプリケーションの表示を切り替える手間が発生してしまいます。
「バーコード マネージャー」アプリを常に一番手前に表示しておくことで、アプリケーションの切り換えの手間を省き、シームレスな作業が可能になります。
アプリを最前面で固定して利用するために、ここではMicrosoft PowerToysツールを利用します。
Microsoft PowerToysツールに含まれている、「Always on Top」ユーティリティーを利用してアプリを最前面に固定します。
Microsoft PowerToysツールのインストール後、既定では(Win+Ctrl+T)キーでアクティブなアプリケーションを最前面に固定することができます。
最前面に固定されているので、共有先アプリケーションにデータの貼り付けを行っても、「バーコード マネージャー」アプリが背後に隠れることがありません。
Microsoft PowerToysツールについての詳しい情報は、以下のリンクを参照してください。